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掲載日:2015年10月29日(木)
最終更新日:2015年10月29日(木)
主催: | 公益社団法人 地盤工学会東北支部 |
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日時: | 2015年10月23日(金) |
見学場所: | 相馬福島道路 庄司渕トンネル・月舘高架橋現場 (福島河川国道事務所) |
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地盤工学会東北支部では,10月23日に相馬福島道路の庄司淵トンネルと月舘高架橋の現場見学会を行いました。
参加者は,一般参加者に加え,東北学院大学や日本大学工学部の学生も多く参加いただき,計36名となりました。 12時10分に仙台駅東口を出発し,途中紅葉の染まった山々を眺めながら13時30分に霊前パーキングに到着し,日本大学工学部の参加者と合流後,14時00分に庄司淵トンネルに到着しました。 まず,鴻池組の増田様,東北地方整備局の小山田様から,現地のパネルを使って説明いただき,トンネル内に入りました。 トンネル内で発破を体験させていただけることになりました。 トンネル内を進むと,トンネル掘削に使う重機などが待機していました。 しばらくすると,発破1分前のサイレンが鳴り響き,30秒前,10秒前のアナウンスのあと,ドドドドーンと今まで聞いたことのないような重低音が響いてきました。 音というより振動が伝わってくる感じです。 その後,防音壁を越えて切羽まで見せていただき,トンネルを後にしました。 その際,工事は7名で実施していること,昼夜2交代制で実施していること,花崗岩の比較的固い地盤であること,等を説明していただきました。 このような大きな工事を7名ほどで動かしているのには驚きました。 また,その間にも,大型重機が掘削土砂を積んで往来するなど,まさに工事を行っているという臨場感を感じることができました。 次に月舘高架橋の見学に向かいました。 月舘高架橋を下から眺めたのち,高架橋がつながる予定地点から,建設中の橋を眺めました。 橋脚から両方に張り出してバランスを取りながら建設する方法です。 実際に見るのは初めてでした。 今回は,トンネルの発破を体験できたり,高架橋を直近で見学できたりするなど,非常に充実した見学会でした。 見学場所をご提供いただいた東北地方整備局 河川国道事務所と鴻池組の皆様には,深く感謝しております。 地盤工学会東北支部としても,今後もこのような見学会を実施していきたいと考えておりますので,ぜひご参加ください。 |
文: 東北学院大学 山口 晶,鹿島建設 阿部 裕彰 写真: 応用地質 三明 崇史,東北学院大学 山口 晶 |
トンネル前で説明を受けている様子 | 防音壁を通って切羽近くへ(切羽側から撮影) |
見学会参加者の集合写真 | 月舘高架橋の下からの眺め |
高架橋の接続予定地から見学 |