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公益社団法人 地盤工学会東北支部

出張講義のご案内

最終更新日:2010年4月28日(水)

各 位
(社)地盤工学会東北支部
支部長 飛田善雄
出張講義のご案内

拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます.
 さて,私ども公益社団法人地盤工学会東北支部は,地盤工学の発展・向上を計り, 地盤工学を通して豊かで快適な暮らしと社会環境作りに貢献しようとしている 会員数約12,000人からなる研究者・技術者の学術団体です.
 地盤工学会では学会の活動として,地盤工学というものを一般の方々に理解していただくとともに, 地盤工学の視点から社会で起こっているいろいろな出来事を分析し, 一般社会の方々に情報として発信していくことも重要な仕事のひとつと考えております.
 この趣旨に沿い,これまで日常生活に密着したテーマを取り上げ, 日本の未来を支えていく生徒の皆さんを対象として「出張講義」を提供しております. これは,学会員の中からテーマに適した講師を小学校・中学校・高等学校などに派遣して講演を行うものです. 理科・社会の授業の一環として,また総合学習・課外学習としてご活用いただければと思います.
 現在,当支部では以下に示す各種の講義テーマをご用意しております. 下記テーマリストにないものでも可能な限り対応致しますので, 地盤工学に関するご希望の講義テーマがありましたら,事務局までご相談下さい.
敬具
  • ご用命の際は,地盤工学会東北支部事務局までご連絡下さい(連絡先は下記参照).
  • 原則として講義謝金は頂きません.交通費・資料代等の実費については,相談の上で決めさせて頂きます.
  • 講義テーマ,派遣講師,講義時間,実施形態などの詳細は,依頼受付後に事務局との相談にて決めることとなります.
  • 地盤工学会 および 東北支部の概要については, 各ホームページをご覧下さい.
連絡先:地盤工学会東北支部 事務局
 〒980-0802 仙台市青葉区二日町17-21 北四ビル2階
 電話・Fax: 022-711-6033
 E-mail: jgsb-tohoku@luck.ocn.ne.jp

テーマ1. 「土のはなし」

◇ 対象者 小学生・中学生・高校生
◇ 概 要 土は身近にあるものですが,案外その成り立ちや性質は,よく知られていないのではないでしょうか. 講義では,粘土や砂の性質を紹介し,私たちの生活している地盤の持つ様々な側面を紹介します. また,土と人間や地球環境問題との関わりも紹介します.
◇ 時 間 30〜60分
◇ 人 数 制限無し

テーマ2. 「定常浸透流の数値解析(差分方程式)と可視化について」

◇ 対象者 (数値解析)学生と数値解析の初心者
地下水流動に興味のある初心者:可視化を中心として
◇ 概 要 浸透流の簡単な例題として,地盤工学会(土質工学会)出版の 「地下水入門」地下水の流れを知る(図−69)に示される矢板周りの浸透流解析について, 差分方程式を具体的に作成し(Excel),併せて可視化(電気アナログまたはヘルショー模型など)を試みる. 時間があれば,浸透流のFEM解析にも触れる.結果をプレゼンで見るだけなら下記時間内で可能です.
◇ 時 間 3時間(パソコン必須,演習含む)
◇ 人 数 20〜40人

テーマ3. 「斜面災害 〜前兆と油断が重なるとき〜」

◇ 対象者 中学生・高校生
◇ 概 要 我が国では,地震や台風シーズンともなると,毎年のように全国で土砂が崩れ, 地すべりなどが発生し,多くの人的・物的被害を被っています. 出張講義では,斜面災害に遭わないために,斜面が壊れるときの前兆現象や, どのような条件の斜面が壊れやすいかといった身近な問題に焦点をあててお話しします.
◇ 時 間 40分
◇ 人 数 制限無し
◇ 特記事項 下記ホームページでこれまで実施した本テーマの出張講義状況をご覧頂けます.
http://jiban.or.jp/index.php?option=com_content&view=article&id=62:3&catid=20:h15&Itemid=198

テーマ. その他

 上記の3テーマ以外にも,下記のような講義テーマを準備しております. また,これ以外に地盤工学に関するご希望の講義テーマがありましたら, 可能な限り対応致しますので,事務局までご相談下さい.
  • 宮城県沖地震に対する準備
  • 地震被害と液状化現象
  • 不法投棄問題について
  • 環境問題と地盤工学
  • 地すべりと自然災害

これまでの実施例


  • 講義テーマ:「斜面災害〜各種の兆候と油断が重なるとき〜」
  • 講師:岩手大学工学部建設環境工学科 准教授 大河原正文
  • 日時:2003年11月10日(月) 15:50〜14:40
  • 場所:岩手県立盛岡第一高等学校
  • 受講者:約400名
  • 講義内容:
    • 斜面災害の種類(崩壊,地すべり,崩落,土石流,落石,クリープ)
    • 事例報告(5月の三陸南地震,7月の宮城県北部連続地震の斜面崩壊,北海道豊浜トンネル岩盤崩落,岩手県玄武洞岩盤崩落, 秋田県八幡平澄川地すべり−土石流,建設工事に伴う斜面事故など)
    • 前兆現象とその対策

  • 行事名:岩手・宮城内陸地震の被害調査に関する研修会
  • 主催:秋田県 雄勝地域振興局 建設部
  • 日時:2009年10月6日(火)
  • 場所:秋田県湯沢市
  • 講義テーマ:「岩手・宮城内陸地震による地盤災害」
  • 講師:東北大学大学院工学研究科土木工学専攻 教授 風間基樹
  • 受講者:約200名

写真をクリックすると拡大します.

講師陣の紹介


風間基樹 東北大学 大学院工学研究科 教授
角野三好 弘前大学 農学生命学部 講師
大河原正文 岩手大学 工学部 准教授
熊谷浩二 八戸工業大学 工学部 教授
仙頭紀明 日本大学 工学部 准教授
山川優樹 東北大学 大学院工学研究科 准教授
山口 晶 東北学院大学 工学部 准教授

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